今年1年間を振り返った時、最初に浮かんだ言葉が「平凡」でした。社会人3年目になり、ある程度日本社会にも慣れてきたからこそ咄嗟に浮かんだこの「平凡」の二文字。でも、本当に平凡だったのかとじっくり考えてみると、実は全然平凡じゃなかったことに気が付きました。
5月には世界経済フォーラムの世界の50名の若者に選出して頂いてダボス会議に参加させて頂いたり、アーチェリーの都民大会の出場権を港区代表として手に入れたのにも関わらずコロナにかかって出場出来なくなったり、9月に社内異動をしたり、香港出張に行かせて頂いたり、様々なイベントで登壇させて頂いたり、家族で富士山登山に挑戦したり、月一以上でゴルフに行ったり、どこから「平凡」という言葉が出て来たのか疑うくらい盛り沢山な1年でした。
ダボス会議では、世界で活躍されている方々と生でお話させて頂いたり、同世代の仲間に出会えてとても刺激的でした。自分が如何にちっぽけな人間かということも実感しました。未だに、スイスでの毎朝自然に囲まれながら堪能していた朝食から、迷いそうになるくらいある会議室の数々、全てが脳裏に刻まれています。欧州中央銀行のラガルド総裁と一対一でお話させて頂いた時に掛けて頂いた励ましの言葉が私の背中を押す原動力となっています。ダボス会議に参加させて頂いてからのアクションはまだ取りきれていないので、きちんとこれからも社会に還元していきたいです。
仕事に関しては、社内異動をして新興国を見る部署に移りました。ガーナでのプロボノ活動やこれまでの経験からして、私の興味分野ドンピシャです。元々日本になかったチームなので(とはいえ、現在も私以外のチームメンバー全員は香港にいるので、日本には私一人しかいません)、このチームの一員になれたのはご縁だなと感じています。色んなところで色んなことをしているイメージを持たれがちな私ですが、このように点と点が繋がっていくと、これまで頑張って来たことが実った気がして嬉しいです。金融業界の異端児、というあだ名を頂いたので、もっともっと色んな知識を蓄えて、経験を積んでいき、私が提供できる価値を追求したいと思います。
後は、今年、初めてスイスとルクセンブルクを訪問しました。なので、これまで訪問した国の合計が43カ国になりました。次はメキシコ、モロッコ、ペルーに行きたいです。古代都市とかが好きなので、いつかマチュピチュに行きたいと願っています。
あまりにも早く過ぎ去っていった2022年。大人げないところがまだまだあるので、来年はもっと落ち着いた女性になりたいな(なれるのか?笑)と思います。
序文に戻りますが、もしかすると、仕事もプライベートも充実していて、辛いこともあまりなく、毎日楽しく過ごせていたからこそ今年は「平凡」だったと思ったのかもしれません。けれど、実際にじっくりと考えてみると、「平凡」ではなく、「安定」の二文字の方がしっくりくる気がします。自分の成長過程においては、辛いことがあまりなかった、ということはよくないことだと捉えられるかもしれませんが、それはそれで今年はそんな1年だったということとして受け入れます。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。来年も何卒よろしくお願いいたします。
コメント